スーパーやショッピングセンターで、さまざまなイベントが開催されています。なかには、参加者がそれほど見当たらないイベントもあります。基本的にイベントは多くの参加者が参加して、新製品や新しいサービスを認知してもらい、販売促進につなげるために開催するのです。そのために、イベントの集客は多ければ多いほどよいのでが、なかなかお客様が集まらないこともあります。集客のためのアイデアについて考えてみましょう。
1. イベントは集客が重要
イベントを開催する場合、「集客を伸ばすこと」は最大のミッションです。来場者数が増えれば、イベントで取り扱われる商品やサービスが広く認知され、話題にも上り、その後の販売促進につながります。しかし、その集客がイベントで最大の課題ともいえます。主催者は、さまざまな企画を計画して、集客を増やそうとするのですが、必ず成功するとはいえないようです。
イベントは時間も費用もかけ、多くの人手を要します。その結果、集客がうまくいかないようであれば、イベントの所期の目的が達成されず失敗になります。イベントで大切なことは、まず、集客することです。そこで、集客するためのアイデアが大切になります。
集客といってもイベントの性格があり、集客したいターゲットが集まることこそ大切です。ターゲットに焦点を当て、販売すべき金額や確保すべき集客数など、イベントの目標も明確にしておきましょう。その達成すべき目標に合わせた、効果的な企画を立てるのです。そのようなアイデアあふれる企画が集客に結び付くことはあります。次章では驚くようなユニークなイベントの集客アイデアを紹介します。
2. 集客が増えるアイデアの練り方
ユニークな集客アイデアも、多くのイベントで採用されるようになるとユニークではなくなります。それだけに、常にユニークなアイデアは企画検討することが求められるのです。しかし、集客につながるアイデアはそれほど簡単には出てきません。そのようなときに役立ちそうなアイデアの絞り出し方を紹介します。
2-1. 成功例から学ぶ
集客を増やす手っ取り早い方法は、成功した集客のアイデアをそのまま採用することです。成功例から学ぶという表現をストレートにいえば「まねる」ことです。そのアイデアが商標登録されているような場合でなければ、大きく咎められることはないでしょう。一般艇に人気となった集客アイデアは、相当程度の反響は期待できるようです。その他にもユニークなアイデアに結び付く行動があります。
2-2. ブレインストーミング
企画会議の場の定番といわれるのが、ブレインストーミングです。何でもありの否定なしの打合せです。略して「ブレスト」には、日頃のメンバー以外の社員も参加してもらうことが重要になります。メンバーが固定すると、ある一定の範疇からはみ出せず、暗黙の序列もできていて、ブレストがブレストもどきとなっていることがあるのです。
ブレインストーミングのストーミングは嵐の意味で、嵐を引出せるようなおもしろい発想が得られることもあります。ブレストは自由さが勝負ですから、管理職は会議に参加しない方法もあります。なにより他人を邪魔しない雰囲気を確保しましょう。
2-3. 逆消去法で決定
消去法でイベントのアイデアを決定する方法もあります。ブレインストーミングなどで出されたアイデアのなかから、集客効果は期待できるものの、実現するにはかなりハードルが高いと考えられるアイデアがあります。そのような実現が困難と思われるアイデアから採用するのです。すぐにできそうなアイデアから消去していきましょう。
実現が難しいアイデアはそのままでは採用が困難なだけに、どうすれば実現できるかを全員で検討するのです。そうすると、思わぬ方法で実現可能となることもあり得ます。とにかくアイデアは簡単に得られないのです。
3. イベント集客にプラスに働く注意点
イベントの集客で心得ておくべき基本項目があります。それらを最低限押さえておくと、大きな失敗が回避され、集客にプラスに働くのです。そこに、ユニークなアイデアがプラスされると、集客はさらに増すのです。以下で外せない注意項目を紹介します。
3-1. イベントの目的とターゲットを明確にする
イベントを開催する以上、イベントの目的とターゲットがあります。そのターゲットを明確に意識して、開催するイベントの方向性を具体化させましょう。そこから、集客が増えるためのターゲティングやアプローチ方法の選択肢が絞られてくるのです。
3-2. 過去に行なわれた同業他社のイベントをリサーチ
「温故知新」や「他山の石」のことわざ通り、過去に自社が行なったイベントの失敗例や、他社が開催したイベントの失敗例からも学びましょう。とくに、失敗例から、失敗した原因を探し出し、一つひとつ潰していくことです。そうすることで同じ失敗は避けられるのです。
3-3. シーズン企画は安定する
イベント企画を成功させる手段として、シーズンに合わせたイベントを開催する方法は、ありふれているようですが、外れが少ない企画です。季節に合わせてイベントを開催すると、来場者の増加にプラスになります。ただし無条件に季節性を取り上げるのではなく、イベントの目的に合った季節性を採用しなければ、イベント本来の目的がズレる可能性もあり、注意しましょう。
3-4. インターネットを有効に使う
AI時代の現代は、多くの情報がインターネットから拡散するのです。イベントの開催にあたって、来場者によるSNSでの拡散が期待できるよう、会場設定やアイデアを考えましょう。来場者がSNSを拡散することで、鼠算式に来場者が増える可能性もあります。SNSに詳しい社員をイベントのスタッフに加えることも必要です。
4. まとめ
イベントで集客を高めるアイデアをひねり出す企画力を養成するのは大変です。そもそも、万人誰もが感心するような優れたアイデアは簡単に生み出せません。また、企画力は持って生まれた才能の部分もあります。しかし、日頃からイベントを意識することで、集客につながるアイデアが提案できる能力は養成できるのです。日頃からイベントで集客増となるアイデア力を養いましょう。
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