キッチンカーの大きさで経営方法が変わる?車体サイズによる特徴を解説

キッチンカーの車体の大きさには、小型のものから大型のものまでさまざまなものがあります。キッチンカーのサイズは、ただの車体の大きさに留まらず経営方針を左右する場合もあるほど重要なことです。そのため、キッチンカーを購入する際は、しっかりと検討した上でキッチンカーの大きさを決める必要があります。 今回は、キッチンカーの大きさによる違いを詳しく説明していきましょう。

1. キッチンカーの大きさの種類

キッチンカーの大きさには、大きくわけて3つの種類があります。キッチンカーのそれぞれ大きさについて、詳しく説明しましょう。

1-1. 小型サイズ

小型サイズのキッチンカーは軽トラックや軽バンの大きさに該当する小さなキッチンカーです。平均的な寸法としては、高さ1.8~2.5m、幅3.5m、長さ1.5mと小回りのきく大きさになっています。

1-2. 中型サイズ

中型サイズのキッチンカーは、1tトラックの大きさになります。平均的な寸法は、高さ2.5~3m、幅4.5~5m、長さ1.8mです。小型サイズのキッチンカーよりも幅が1mは大きくなるため、作業スペースも広くなり積載できる設備も増やせます。

1-3. 大型サイズ

大型サイズのキッチンカーは、1.5t~2tトラックの大きさになります。平均的な寸法は、高さ3~3.3m、幅6~6.5m、長さ3~3.3mです。中型サイズのキッチンカーより幅が1m以上も大きくなるため、さまざまな調理に必要なスペースの確保ができるでしょう。

2. キッチンカーの大きさによる特徴

キッチンカーは、大きさにより実現可能なことも変わってきます。

キッチンカーの大きさによって特徴も変わってきますので、目的によって選別する必要があるのです。
それでは、それぞれの大きさによる特徴について解説していきます。

2-1. 小型サイズの特徴

小型サイズのキッチンカーは、狭い分積載できる設備は少なくなります。そのため、本格的な調理が必要なメニューを取扱うことは難しいのが実際のところです。しかしながら、最低限の設備は設置できるため、軽食などのメニューであれば問題なく提供できます。在庫を多く積載することは難しいため、長時間の営業をするには、材料やメニューを検討する必要があるでしょう。 そして、小型のキッチンカーは、広さが限られているため、車内のキッチンスペースに1人~2人しか入れません。しかし、車体が小さく高さもないため、お客様との目線を合わせやすく、親近感をもった接客が可能です。また、狭い出店場所でも臨機応変に対応することも可能でしょう。 小型のキッチンカーは、何よりも車体の価格を安くできることが魅力です。新車であれば200万円前後で購入することが可能で、中古車であれば数十万で購入できることもあります。また、他のサイズのキッチンカーより需要が高いため中古車として販売しやすいところが良い点です。

2-2. 中型サイズの特徴

中型サイズのキッチンカーは、小型では難しかったさまざまな調理器具などが積載できます。そのため、提供できるメニューも幅広くなり、多様な場面での出店が可能になるでしょう。車内のキッチンスペースも余裕があるため、2~3人は入れます。小型よりは高さがあるため、お客様を見下ろすような形にはなってしまいます。車体自体の大きさは、一般的な駐車場に駐車できるので、狭すぎない場所であれば多くの場所に出店可能です。 中型キッチンカーの車体の価格は、新車と中古に差が少なく、150~400万円くらいで販売されていることが多いようです。小型のキッチンカーに比べると平均して100万円は高くなりますが、中型サイズのキッチンカーは実現可能なことも多く汎用性が高いため、魅力的なサイズといえるでしょう。

2-3. 大型サイズの特徴

大型サイズのキッチンカーは、売り上げを最も大きくすることが可能なサイズです。車体が大きい分、必要な調理器具や在庫も十分に積載することが可能です。スペースに余裕があるため、スタッフの休憩場所などを設置することもできます。 本格的な調理も可能で、固定された店舗のような雰囲気を作ることも可能です。車内のキッチンスペースも4~5人は入れるほど広くできます。車体が大きいため、出店できる場所は限られますが、長時間の営業も十分できるため、さまざまなイベントなどにも対応できるでしょう。価格は、新車で400万~600万円くらいで、中古で200万前後以上と価格幅があります。ガソリン代やメンテナンス費も多くなりやすいため、売り上げと比較して購入の可否を検討する必要があります。

3. キッチンカーの大きさの決め方

キッチンカーは大きさによって、特徴はさまざまです。何を基準に大きさを決めるか悩まれている方のために、大きさの決め方についてご紹介します。

3-1. 予算で決める

キッチンカーは、小型から大型になるにつれて価格が高くなります。サイズが大きいほど実現できることは増えますが、開業後の運営資金なども考慮した上で、予算に合わせた購入を検討したほうが賢明です。中古でも状態のいいものであれば十分営業は可能ですので、予算に合わせて車両を選ぶことは大切です。

3-2. 販売したい料理で決める

キッチンカーでの調理は、車体が大きくなるほど調理器具を増やせるため、提供できる料理も変わります。必ずメニューに加えたい料理があれば、その料理の調理の可否によってキッチンカーの大きさを決めるとよいでしょう。

3-3. 出店したい場所で決める

キッチンカーの車体の大きさによっては、出店できない場所もあります。オフィス街や住宅街である場合は、大型のキッチンカーでの営業が難しい場合もあるのです。キッチンカー購入前から出店したい場所が決まっている場合は、その場所に適した大きさが良いでしょう。

4. まとめ

キッチンカーの大きさは、提供できるメニューや出店場所など、その後の営業方針を左右する事項です。キッチンカーで、自身がどのような営業をしたいのかを考慮して、目的にあったキッチンカーを選ぶようにしましょう。
「有限会社 フリースタイル」では、さまざまなイベントを通して多くの人を笑顔にすることを目指しています。キッチンカーの出店場所を検討中の方は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。

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