イベントの集客増に心理学が役に立つ!イベント集客と心理学の関係を解説

手間暇かけて開催したイベントが、当初計画していたよりも集客数が少ないこともあります。イベントの客集めは厳しいのです。そのため、効果的な集客を行うためにさまざまなアプローチが実施されます。そのアプローチの基盤とされるのが心理学、なかでも行動心理学です。そこで今回は、心理学に基づいたイベントの集客方法など、イベントの集客に及ぼす心理学について解説します。

1. イベントの集客は意味がある

イベントを開催した場合、成功であったか、失敗になったのかを判断する場合、集客数は一つのカギといえます。イベントに参加した参加者が多ければ、イベントで扱う商品やサービスの認知度が上がり、最終的には販売促進につながるのです。

口コミを含めて、人から人へ伝わる情報は強力で、販促効果も大きくなります。イベントにおいても主催者が繰り返し訴えるより、イベントに参加したお客様が、家族や友人に説明する内容のほうが、伝わる効果は絶大です。つまり、そのようなお客さんが一人でも多く誕生するためにも、イベントの集客は大事なのです。

それだけにイベント主催者は、多くの方々にさまざまな手段でイベントの告知を行いますが、そのすべてが効率よく機能しているとは考えられません。そこで、心理学、とくに行動心理学を活かすことで、イベントの集客数が増える期待も高まります。次章でさらに詳しく解説します。

2. イベント集客に心理学が役立つ

イベントの効果的な集客を行うために、何よりも人間の心理を理解すると、集客数が増す傾向もあるのです。イベントに行動心理学を応用することで、イベントに興味を持つ参加者が確実に増えます。

イベントのターゲットとなるお客さん(顧客)が、イベントに興味を持ち、そこで紹介される商品やサービスを知り認知してもらうため、イベントに参加してもらえる仕組みを作るのです。そのために、イベント主催者は戦略的に顧客にアプローチする必要があります。

このような一連の流れの中で顧客が欲しがる情報を、行動心理学をふまえた上で、必要なタイミングで、必要な内容を届けることです。そうすることで、イベントへの参加行動が起きやすくなるのです。

2-1. 人が人を呼ぶ

ラーメンなどの繁盛店では行列待ちして食べるお客さんが多くいます。並ぶくらいなら他のお店に行こうと思いがちですが、繁盛店は人が人を、お客がお客を呼ぶのです。イベントでも同じことがいえます。参加者が多いイベントは、参加した方々の口コミや反響で、人が人を呼ぶのです。そのように、イベントの集客には意味があり、集客に結び付く行動心理学が活かされていることもあります。参考になる行動心理学の例を紹介しましょう。

2-2. 返報性の原理

イベントで集客を増やす効果が期待できるのが「返報性の原理」です。簡単にいうと、「試供品を食べたので製品を買う」行動のように、小さな恩であれ、それを受けた場合、お返しをしなければならないという感情を抱く心理状態といえます。イベントの入り口でグッズを配り、本会場に誘導するケースなどです。

2-3. ハーティング効果

ハーティング効果とは、人間は多くの賛同者があるほうの選択肢を選ぶ行動をとる心理状態を指します。まさに行列のできるラーメン屋が、客のいないいラーメン屋よりも選ばれる現象です。

イベントも同様で、集客が多いイベントはいっそう人が集まります。そのため、主催者側は家族や親族から、友人知人まで可能な限り声をかけて、イベントに参加してもらいましょう。

2-4. バンドワゴン効果

バンドワゴン効果とは社会的証明ともいわれ、大勢の方々がとった行動が魅力的に思え、その選択をする方が増え、さらに多くの方々も同じ行動をとるようになる心理状態です。日本では「勝ち馬に乗る」ことと同じような現象です。人間は周りの人々の行動に影響されやすい面を持っています。イベントも多くの参加者があれば、その周辺の方々の参加が見込めるのです。

2-5. ウィンザー効果

ウィンザー効果は、主催者や提供者の情報よりも、第三者が発信する情報のほうが信頼性は高まるという心理状態のことです。代表的なのは当事者の情報よりも、第三者の口コミ情報が信用されるケースは、この例に該当します。

イベントについても主催者の声よりも、実際に参加した方々の口コミのほうがリアルな声として、訴求力が強くなります。イベントに参加した方々から口コミがインターネットに上げられるような工夫も必要です。

3. イベント集客は臨機応変な対応も必要

イベントに行動心理学を応用することはたいへん有意義です。しかし、それらの理論をすべて取り入れても、イベントの集客が確実にアップする確証はありません。イベントの種類やターゲットとする世代や階層の違いもあります。

さらに、参加すると何か買わされると思う、日本人特有の性格もあるのです。そのような心理を払しょくする工夫まで含め、イベントを開催する主催者の入念な準備と、イベント開催中も適宜、臨機応変に対応する対応力も求められるのです。

4. まとめ

以上、イベント集客にプラスに作用すると考えられる、行動心理学を活用した集客方法を解説しました。イベントは参加者が多ければ多いほど、イベントが話題となり人気となる傾向がみられるのです。行動心理学はじめ、さまざまな叡智を集結してイベントを成功させましょう。

「有限会社 フリースタイル」は、東京都立川市砂川町にある、各種イベント企画やイベント運営会社です。イベントの集客についてもご相談にのります。行動心理学を応用したイベントの企画・立案のお手伝いにも対応いたします。イベントの計画段階からお手伝いさせていただき、イベントの成功を見届けるのです。イベントをお考えの方はどのようなことでも当社へご相談ください。

ページ上部へ